- 卓球に前腕が大事って聞いたけど・・・
- 卓球にどう活きるのか知りたい!
- 前腕のトレーニング方法を教えて!
前腕を鍛えることによって『色々な技術のパワーアップ』に繋がります。
具体的に、
①ドライブ時の手首の返し
②フリックの強化
③チキータの強化
などのことです。
この記事では、前腕を鍛えるメリットと具体的なトレーニング方法を解説しております。
この記事を参考にして前腕を鍛えることによって、全体的なレベルアップを狙えます!
前腕を鍛えるメリット
前腕を鍛えるメリットは以下の通りです。
①ドライブ時の威力強化(両ハンド)
②台上技術の強化(フリックやチキータなど)
前腕は手首を動かすときに使われます。
サーブやレシーブ、ドライブを打つ場面でも手首は使っているので、
前腕を鍛えることによって様々な技術のパワーアップに効果的です。
ドライブ時の威力強化
前腕を鍛えることでドライブの威力強化に効果的です。
フォアドライブでの前腕の使い方は、こちらの動画がとてもわかりやすいです。
興味がありましたら、ぜひ見て下さい。
バックハンドの場合でも、上回転やナックルに対して、
手首だけで小さくスイングして打つ人もいるかと思います。
そのような場合にも前腕の強さが活きてきます。
台上技術の強化
2つ目のメリットは台上技術の強化です。
台上の細かい技術は体を大きく使えず、前腕や手首のスイングのみで返球することもが多いです。
特にフリックやチキータなどの攻撃系の台上技術に効果的です。
また、レシーブだけではなくサーブの時も手首を使うことが多いので、
前腕を鍛えることによってサーブ・レシーブの強化に繋がると考えて頂いてもOKです。
前腕のトレーニング方法
ここからは具体的な前腕のトレーニング方法を紹介します。
卓球向けの筋トレは、私が教えている3つのステップに沿って解説していきますが、
前腕の場合は、重い重量を扱わないのでステップ1を省いております。
卓球向けのトレーニング3つのステップに関して詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にして下さい。
卓球上達のために筋トレを始めたいけど・・・ 知識が無いから、どう鍛えていけば良いのかわからない! 普通に筋トレしちゃダメなの? 卓球に役立つ筋トレをしたいけど、どんなトレーニ[…]
- 前腕トレリスト
- ・ステップ2 リストカール
・ステップ2 リバースリストカール
・ステップ2 アームツイスト
・ステップ3 台上レシーブからの練習
※ステップ2は『筋肉を速く動かすトレーニング』、ステップ3は『普段の卓球の練習』です。
前腕の筋肉は、大きく分けて手のひら側と手の甲側に分かれます。
手のひら側はフォアハンド、手の甲側はバックハンド系の技術が強化されます。
ステップ2 リストカール
- 鍛えられる筋肉
- ・前腕屈筋群
リストカールは手のひら側の前腕が鍛えられます。
手のひら側の前腕を鍛えることによって、
フォアフリックやフォアドライブの強化に繋がります。
- 回数とセット数と重量設定
- ・回数・・・30回~40回
・重量・・・ダンベル1kg~5kg
・セット数・・・3セット
リストカールは、重量を重くするよりも回数と速さを意識しましょう。
ポイント
・重さよりも速さと回数を意識する
・重量を重くしすぎない
ダンベルが重くて10回~20回くらいしかできない場合は、
1kg軽い物を使用して回数を多く行いましょう。
ステップ2 リバースリストカール
- 鍛えられる筋肉
- ・前腕伸筋群
リバースリストカールは手の甲側の前腕が鍛えられます。
手の甲側の前腕を鍛えることによって、
バックフリックやバックプッシュの強化に繋がります。
- 回数とセット数と重量設定
- ・回数・・・30回~40回
・重量・・・ダンベル1kg~5kg
・セット数・・・3セット
リバースリストカールも、リストカールと同じで
重量を重くするよりも回数と速さを意識しましょう。
ポイント
・重さよりも速さと回数を意識する
・重量を重くしすぎない
ダンベルが重くて10回~20回くらいしかできない場合は、
1kg軽い物を使用して回数を多く行いましょう。
ステップ2 アームツイスト
- 鍛えられる筋肉
- 前腕全体
アームツイストは前腕を全体的に鍛ることができます。
リストカールやリバースリストカールと違う動かし方になり
アームツイストを含めた3種類をおこなうことで、
様々な前腕・手首の動かし方を鍛えることができます。
- 回数とセット数と重量設定
- ・回数・・・30回~40回または30秒~40秒
・重量・・・ダンベル1kg~5kg
・セット数・・・3セット
こちらも前述のトレーニングと同じで、
重量を重くするよりも回数と速さを意識しましょう。
ポイント
・重さよりも速さと回数を意識する
・重量を重くしすぎない
ダンベルが重くて10回~20回くらいしかできない場合、
または動きが遅くなってしまう場合は、
1kg軽い物を使用して回数を多く行いましょう。
ステップ3 台上レシーブからの練習
ステップ1で筋肉を付けて、ステップ2で筋肉を速く動かすトレーニングをしたら、卓球の動きに応用させていきます。
前腕のトレーニングをした後は、台上で攻めるパターンから入る練習をオススメします。
【例】
・フォアフリックからフォア強打
・バックフリックからバック対バックのラリー
・チキータからの練習
など
フリックなどから始まるラリーや、
バック対バックで前腕を意識するというのが効果的です。
まとめ
前腕のトレーニングをすると、
- ドライブ時の威力強化(両ハンド)
- 台上技術の強化(フリックやチキータなど)
に繋がります。
特に台上技術は体を大きく使えないため、前腕の力強さがカギを握ります。
前腕のトレーニングは、軽いダンベルで行えるため、
筋トレ初心者にもハードルが低く、取り組みやすいと思います。
ぜひ参考にして前腕を鍛えてみて下さい!